伊勢崎オートのGⅡ「レジェンドカップ」は7日の4日目、準決勝戦が行われた。10Rで1着ゴールを決めた三浦康平(44=伊勢崎)が絶好調。断トツの試走タイム3・26秒を叩き出し、しっかり人気に応えた。

 ただ、スタートでは前輪を浮かせてしまい失敗。「焦った。やってしまった、と思った」。それでも外側に先行させず、3番手を確保。「1コーナーで内に潜り込めたのは、エンジンがいいから。持って行きがいい」と振り返る。レースも3周回で先に攻めた浦田信輔(51=飯塚)をさばいて先頭を奪い、そのまま押し切った。

 今節は前検日にシリンダー、ピストンを交換。効果は絶大で、2日目からは圧巻の3連勝と結果を出した。今年は1月にシルクカップで優出し2着と好走したが「その時に、この状態で乗りたかった」というほどの好手応え。「選手生活で一番といっていいくらい」と言い切る。

 8日の優勝戦が今年、地元で走る最後のレースとなる。「こんなにいい状態は最近ない。走り納めなので、いい結果になれば」。狙うはもちろん、優勝の二文字しかない。