浜松オートのGⅠ「第66回スピード王決定戦」は29日(3日目)、準々決勝戦が行われた。

 準々決勝戦9Rで佐藤摩弥(32=川口)はゴール前、逃げる松山茂靖を差して1着ゴール。2日目から連勝を飾った。「跳ねが気になった」と足周りに不安がありながらの逆転劇にも「エンジン的には良くなっている。でも、もう少し手前を良くしたいので調整する」と現状に甘んじず上積みを図る。

 初日から2、1、1着と安定した走りを見せており「ここは、エンジンがもう少しでも、なんだかんだで結果が出る」と笑う。走路との相性が良く、この大会も前回、前々回と優出している。

 スタートも抜群だ。「タイミングが見えているし、失敗なく安定して切れている」と自信を持つ。機力アップなれば3大会連続のファイナル進出がグッと現実味を帯びてくる。