川口オート1日2開催「川口ダブルヘッダー」が6日、開幕した。前節でマシンを立て直した森且行(50=川口)の初日は2着。レース後はタイヤ選択のミスを敗因に挙げた。

 10Rは追い込み及ばず2着。試走一番時計(3・33)の機力を生かして序盤は順調に攻め上がったが、中終盤は先に抜け出した同ハンの高橋義弘(41=川口)と足色が同じになった。

「エンジンは前回のまま。替えたタイヤが滑ってまったく開けられない。止まらないし、跳ねも来たよ…」

 エンジンは扱わずタイヤだけ交換して臨んだところ、グリップが利かず乗りやすさが消滅してしまった。「この走路温度でも滑るんだから、タイヤだね。交換してまた明日」。季節が進んで走路温度が下がり、初日はタイヤの食い付きを口にする選手が多かった。

 エンジンには手を付けない中でこの症状が出るのだから、もうこれはタイヤの選択ミスといっていい。

 他の主力クラスと遜色ない試走が出ているように、前節で立て直したマシンに変調はない。初日は最重ハン勢が10勝と本来の機力を発揮するケースが目立ち、追いの利く走路になっているのも森にとっては追い風になる。「エンジンは変わっていないと思うよ」。足周りさえ問題なければ、11Rは十分勝負になる。