川口オートの1日2開催「川口ダブルヘッダー」は8日、最終日を開催した。ナイトレース優勝戦は6番車の若井友和(51=川口)が1着。通算56回目の優勝を達成した。デビュー初Vを狙った運天諒雅は5着だった。

 試走タイムは3秒30とトップタイで「タイムも出たし乗りやすかった。タイヤの跳ねもなかった」と愛機の動きは申し分なかった。50線からまずまずの飛び出しを見せると、先行車をさばき続けて上位へ進出。0ハンから逃げ切りを狙った運天を5周回でさばきVを決めた。

 今節はデイの初日で落車してしまい「優勝はいつでもうれしい。けど、今節は落車でファンのみなさんにも仲間にも迷惑をかけた。挽回したいと思っていた」と悔しさもバネになった。

 今月29日からは飯塚SG「第57回日本選手権オートレース」が待っている。「選手権はもちろん目標。ただそれよりも、今節は落車で本当にファンの皆さんに迷惑をかけた。この優勝ぐらいではお返しできないと思っている。これから全走、車券に絡んでいくつもりで頑張りたい」。ファンへの熱い思いを胸に、一走集中の心構えで激走する。