伊勢崎オートのナイターGⅠ「第31回ムーンライトチャンピオンカップ」が4日、開幕する。

 青山周平、早川清太郎、高橋貢ら地元主力が揃い、地の利を生かしV奪取を狙うが、外来勢で注目は黒川京介(26=川口)だ。

 前走は8月のSGオートレースグランプリで優出と好走を見せた。優勝戦はスタート後、前が密集しスピードに乗り切れず1周回は7番手と後方からの攻めに。「周りが早かった。タイミングはコンマ07だったけど、青山さんは03、(鈴木)圭一郎さんは02。もっと行かないと行けなかった」と振り返る。

 それでも3着の鈴木宏和に僅差の4着まで追い上げるなど動きは光った。「エンジンは良かった。ロッドを交換したのも良かったし、ピストンやカムと消耗品を1つずつ替えて仕上がった。十分いい状態」。これまで愛機は伊勢崎では合わないことも多かったが、現在は納得のデキにある。

 今節はそのSG以来の参戦。十分休養は取れており、エンジンもいい状態のままとあって楽しみはある。「あとは序盤の位置取り。しっかりスタートでいい位置につけたい」と気合が入る。SG優勝戦は悔しさはもう御免――。好発進を決め、優勝を目指し突っ走る。