伊勢崎オートSG「第28回オートレースグランプリ」は13日、4日目を開催。森且行(50=川口)は3Rを制し今節初勝利。昨年4月に復帰後、これがSGでの初勝利にもなった。
4日目にして待望の今節初勝利が挙がった。復帰後のSGでの初勝利とも重なり「SGに来るとずっと流れが悪かったからね。よかったです」と笑みがもれた。大舞台での勝利はSG初制覇を飾った日本選手権(2020年11月)優勝戦以来。もう3年9か月も前のことだ。
マシンはまだまだ納得のレベルではない。「雨だから乗れたようなもので症状は変わらない。先がまったくないよ」。次節も当地のナイターGⅠ(ムーンライトチャンピオンカップ)ということもあり「明日(14日、5日目)はセッティングをガラッと変えていく。次もあるから結果を出さないと」と、引き続きエンジンには手を入れていく。
撮影を求められると「笑顔はなしだよ。だって65番目で漏れてるから」と、前日の予選落ちを引き合いに出して周囲を笑わせた。だが、本人のホッとした表情からもこの白星が持つ重みは明らか。完全復活への一里塚だったと思える日が、いつか必ず来る。