川口オートのGI「開設72周年記念グランプリレース」は7日、予選の2日目を行い、3Rでは永井大介(47=川口)が好スタートを決め4周回で先頭に立つ力強い攻めで1着、前日の4着から巻き返した。
「朝練でキャブのセッティングを試したけど、その時に(鈴木)圭一郎にペロッとまくられた。だから急きょ前節最終日の状態に戻した。圭一郎のおかげ。練習のセッティングで行かなくて良かった」。予定していた調整では良くないことを気づかせてくれたスピードレーサーに〝感謝〟する。
試走は3・26秒と好時計。攻めも鋭く上がりタイムも3・359秒と上々だ。大会連覇へムードは良くなったが「いやいや、ここからだよ」とおごりはない。「試走は悪くなかったけど、レースは手前が少し弱いかな。ここからレース足求めて調整は考える」と上積みへ手を動かす構え。スタートは良く、「フォーク周りを使ってフロントタイヤの接地感もいい」と足周りの不安も払拭。機力上昇なら3日目の勝利はより現実味を帯びる。