浜松オートのGⅠ「第65回スピード王決定戦」は24日の最終日、12Rで優勝戦が行われ鈴木圭一郎(29=浜松)が2020年の62回以来、4回目の大会Vを決めた。GⅠは16回目、通算では71回目の優勝。

 圭一郎がスピードで他を圧倒、S1の強さを見せつけた。10線大外からまくり攻勢で1周3コーナーで4番手に。2周回で3番手、3周3コーナーで佐藤摩弥をまくり、4周1コーナーで逃げる伊藤信夫をさばく速攻劇。あとは後続を突き放しゴール、完勝だった。

「試走から感じが良かったし、レース後半もタレず乗りやすかった。トルク感もあった。まくりも差しも無理なく行ける。理想形です」

 上がりタイム3・316秒と時計も圧巻。「いいと思う。浜松でのベストだと思う」。2023年2月のSG・第35回全日本選抜で優勝した時の3・318秒を上回り地元での最速記録を更新、まさにスピード王だ。

 次走は山陽GⅡ・若獅子杯争奪戦(2月8日開幕)。「この状態を維持したり、それ以上求めるのは難しい。でもそれを恐れずやっていきたい」。満足せずさらなる上積みを求めていく。