川口オートで「川口ダブルヘッダー」デイレースの優勝戦が8日行われ、2番車の君和田裕二(41=川口)が1着。23年3月以来、通算3回目となるVを達成した。森且行は追い上げたが5着に終わった。

 0ハンから先手を取り、1周回で早々と先頭に立った君和田。3周回以降では10線から首位浮上を狙ってきた五十嵐一夫との一騎打ちになったが、粘り切ってVゴールを駆け抜けた。

「後ろの気配は感じていたけど、自分のできることをやろうと思って走っていた。ウイニングランでもたくさんのお客さんに手を振ってもらえた」と、会心のVに思わずニッコリだ。

 試走タイムは3秒37と優勝戦メンバーでは7番手。それでも愛機は「最近はエンジンが安定している。試走は重いと思っていたけど、本走はちょうど良かった」と万全の仕上がりだった。これが良走路初V。「晴れの優勝もうれしい」と手応えを深める結果にもなった。

 ナイト優勝戦では、後輩の運天諒雅が1番車で初Vにチャレンジ。「夜は運天ですね」と、アベック優勝に思いをはせてまた笑顔をはじけさせた。