浜松オートのGⅡ「ウィナーズカップ」は3日の最終日、12Rで優勝戦が行われ、黒川京介(27=川口)が制し2023年以来、2回目の大会Vを決めた。GⅡは9回目、通算28回目の優勝。
「スタートは攻めていったけど、あのメンバーなので、どれだけ切っても厳しかった」。速攻展開をつくれず4番手発進。前が重なり背後に鈴木圭一郎と、ミスできない状況。「冷静に慣れなかったけど、必死にどこを突こうか考えた」。4周回、鈴木圭の攻めを封じながら3番手に上がり5周回に鈴木宏和を抜き2番手、6周回に木村武之をさばいて先頭を奪い、勝負にケリをつけた。
「圭一郎さんに並ばれたけど、自分の方が先があったしエンジンは良かった。すごくきつかったけど、攻めの走りができた。木村さんを抜くところできれいに回れなかったのは反省」と戒めるが、しっかり仕上げたことだけでなく、混戦をさばくレースで優勝を手にしたことは今後の戦いにつながるはずだ。
今節は2日目の7月31日に誕生日を迎え、最後はV締め。「こういう時はダメなことが多いけど、いい思い出ができた」と喜んだ。
次走は10日開幕の伊勢崎SG第29回オートレースグランプリ。「切り替えて一から初心者の気持ちで頑張りたい」。決しておごらず、謙虚な気持ちで大舞台に挑む。