川口オートのGI「開設73周年記念グランプリレース」は9日、最終日を開催し、森且行(51=川口)は11Rで7着だった。

 スタートで後手に回り7番手発進となる。逆襲を狙ったが、1周回3コーナーで平田雅崇が佐藤貴也、松本康に挟まれて体勢を崩した際に、平田の直後にいた森は回避行動で外に持ち出し、スピードに乗れず最後方に後退。この展開不利が響いた。

「平田ちゃんが落ちそうになっていたし、落ちないで良かった」と事故にならず、ホッとした様子。不利になった状況を「関係ない」と理由にしない。「エンジンが良くないし、タイヤも滑った。試走から良くなかった。手前に持ってこようと調整したけど、手前が良くならず乗りづらかった。車が外に行く」。思った仕上がりにならなかったことを悔やむ。

 今節は調整を合わせ切れず未勝利に終わった。次走は19日開幕の浜松特別GⅠ・共同通信社杯プレミアムカップ。「部品交換しようかな。(どの部分を交換するかは)行くまでは考えてないけど」と整備を視野に入れつつ、本格的な立て直しを図る。