川口オートのGI「開設73周年記念グランプリレース」は8日、準決勝戦が行われた。

 10Rに出走した森且行(51=川口)はスタートも決まり2周回で先頭に立ったが佐藤励、黒川京介に抜かれ3着。優出はならなかった。

「雨が降ると思いセッティングを変えたのが良くなかった。先伸びになって曲がれなかった」と天候の変化を想定した調整が裏目に出た。

 このレースでは佐藤が上がり3・325秒で1着。2着の黒川も3・328秒。「すごいよ、あの2人は。(抜かれた時)抵抗できなかったし、ついていけなかった。惨敗。マジであれに匹敵するエンジンをつくらないと」。佐藤、黒川のスピードを認め、改めて機力アップの必要性を痛感した。「試走も(3・)25くらい出さないと。余裕ない27だった。思い切り調整する。最終日は気持ち良く終わりたい」と底上げし1着締めを狙う。