伊勢崎オートのGⅡ「レジェンドカップ」は8日、最終日。12Rで優勝戦が行われ、池田政和(51=川口)が追い上げて2016年以来、2回目の大会Vを決めた。GⅡは9回目、通算では72回目の優勝となった。

 試走は1番時計の3・27秒を計時。「エンジンはほぼ完璧だった」と手応えは十分で人気の一角となった。だが、スタート不発で6番手からのレースとなる。「スタートは少し遅れて狭くなって…。メッチャ焦った。でも1車1車抜いていけばチャンスはあると思った」。百戦錬磨の経験を生かし、気持ちを切り替え慌てず騒がず。有吉辰也と三浦康平が首位争いを演じる中、周回ごとに順位を上げ5周回で3番手に上がる。6周回で有吉、最終周の1コーナーで三浦の狭い内に切り込み先頭を奪いゴールした。

 オートレースの真骨頂といえる怒とうの猛追劇。「自分で言うのもなんだけど、すごかった。最後(抜く時)もしびれた。ギリギリだったから。でもいいレースだった。自分の中ではベストワンだと思う」と言い切るほど会心の内容だった。

 次走は27日開幕の川口スーパースターフェスタ。目標は立てないタイプとあって「目の前の1走1走を頑張るだけ」と淡々と話す。モチベーションはどのレースでも変わらない。万全の対策を施し次の勝利を目指す。