山陽オート特別GⅠ「共同通信社杯プレミアムカップ」は20日、2日目を開催した。予選2走目の森且行(50=川口)は見せ場なく5着。3日目の準々決勝戦は勝負駆けに追い込まれた。

 スタートで外の佐藤貴也(39=浜松)に先行された時点で展開は厳しく事実上、勝機は消滅した。「スタートが切れない。タイミングが悪いのかな。もう少し切れてもいいんだけどね…。悔しいなあ」。もともとスタートを決めての速攻が身上なだけに、自分の形に持ち込めないもどかしさが募った。

 準々決勝戦には辛うじて滑り込んだものの、得点での勝ち上がりは厳しく(2着は結果待ち)、準決勝戦進出へ7Rは1着が条件になる。

「エンジンも伊勢崎とは違ってフロントの接地感がなくなめらかさが足りない。でも、道中は余っている感じがあるし、そこまで悪いとは思わないんだよね。とにかく前に行かないと。(スタート対策で)クラッチ板は扱います」

 事前抽選で得た枠は絶好の1枠。引きの強さを生かし序盤で展開をつくれるかどうか…。焦点はこの一点に尽きる。