オートレース第40期選手候補生の入所式が15日、茨城県下妻市の筑波サーキット内にあるオートレース選手養成所で行われた。

 阿部真生騎(あべ・まいき=22、東京都出身)候補生は、父がロードレース世界選手権で活躍した天才ライダーの〝ノリック〟こと阿部典史(故人)。祖父は阿部光雄元選手。自身も元ロードレーサーという生粋のレーサー一族だ。

 阿部候補生は「ロードレーサーとして海外にいた時にマシントラブルでレースを走れず、その時にユーチューブを見て興味が出たのでやってみようと思いました」とオートレース転身のきっかけを明かした。「祖父がオートレーサーだったので全く知らないわけではないけど、詳しくはなかったです。祖父に相談した時は『いいと思う、頑張って』言われました。厳しい世界であることは承知しています。トラブルや接触の少ない、みんなのお手本になるような選手になりたい。目標とするのは青山周平選手です。一戦一戦気を抜かず、毎レース頑張っていきたい」と力強く語った。

 また、幼少の頃に亡くなった父については「本当に小さい時に母と姉と潮干狩りに行った記憶があるくらいで、ほとんど覚えていません。ロードを始めるようになってから昔の父のレースの映像を見たんですけど、すごいなと感じました。(養成所入所の報告は)まだ(墓前に)できていません。選手になったらしようと思います」と話した。