伊勢崎オートのSG「第28回オートレースグランプリ」は15日、最終日を開催。5Rに出走した森且行(50=川口)は4着に終わった。

 スタート後まくり攻勢でバックは5番手へ。3周4コーナーで4番手に浮上するが追走いっぱいで抜くことはできなかった。

「滑り対策で調整したけど軽くなって手前の力強さがなくなってしまった。タイヤも3周目で滑った。抜こうと思うと離される。初日は評判のいいタイヤで行ったけど跳ねた。そこからおかしくなった。流れが悪い。スタートも切れないし、何かやっていることが合ってない」

 今節は4日目の湿走路で1着を手にしたが、良走路では調整が思うように実らず、正解を出せないまま終わった。この6日間を「良くない。消化不良でしょう」と悔しさをにじませた。

 次走も伊勢崎GⅠ・第31回ムーンライトチャンピオンカップ(9月4日開幕)。また気温が上がり熱走路になるなら対策は必要だ。「今節はキャブしか調整してないけど、ヘッド周りとかもやる。ロッドも戻したい感じ。点検して傷が入っていれば替えるかも。ゆっくり考えます」と、パーツ交換も視野に入れ、冷静に打開策を練る構え。不完全燃焼で終わったSG。この借りを次節のGⅠで返したい。