川口オートのSG「第37回全日本選抜オートレース」は20日、開幕した。

 良走路の予選3Rに出走した森且行(50=川口)。試走は3・30秒とメンバー中トップタイのタイムを叩き出した。だがスタートで前輪を浮かせ後手に回り7着、50歳初戦を白星で飾ることはできなかった。

「スタートだね。切りづらいし、練習も6回やったけど…。うまくいけなかった」と悔やむ。それだけでなく「車が外に行く感じで乗りづらい。滑りもあった」。前節、気になった乗り味の部分も改善されなかった。

 エンジンについては「暖かい方が動くから試走の時計が出るのかも。でも冷えたらどうか。調整はしないといけないと思う」と初日の時点では慌てる様子はない。優先課題は操作性とスタートの修正だ。「車をうまく押さえられるようにハンドル周りを扱った。それにクラッチも点検した。これで1度レースしてみたい」。

 2日目は雨予報もあるが湿走路は得意としている。うまく展開をつくり、巻き返しの1着奪取といきたい。