川口オートのナイターGⅡ「川口記念」は23日、準々決勝戦が行われた。

 森且行(51=川口)は11R、スタートも決まり素早い攻めを披露したが、佐藤励に抜かれ2着。「励じゃなきゃアタマ(1着)だった」と悔しがった。それでも課題だったスタートは飛び出し良く、20線の先手を取れた。「やっぱり同ハンデの人より先に行けると違う。何で行けないんだろうと、寝ていても考えていた。タイミングが遅いと思った。だからフライング覚悟していった」。その思い切りが、この日は功を奏した。

 ただ絶好展開で勝てなかった。「序盤の攻めは良かったけど、抜かれてから直線で離された。中間速がないね。シリンダー、ピストンを替えると思う」。機力アップへ整備を視野に入れる。

 近況、苦しんでいたスタートが上向き、表情は明るい。しっかり仕上げて優出を目指す。