山陽オートのGⅡ「第3回オートレースメモリアル」は16日(4日目)、準決勝戦が行われた。

 9R、桝崎陽介(44=飯塚)は1着を奪取、優出一番乗りを決めた。この日からハンデが重化し最重ハンデとなったが、10メートルオープンの最内・1番車の位置から先手を奪い逃げ切った。上がりタイムは3・367秒。この日の一番時計だ。

「スタートが行けたのが一番。浜野(淳)さんに伸びられたけど突っ張った。渾身のスタートだった」

 愛機の状態も抜群で「感触は良かった。最近の中では断トツにいい。ペースも落ちることなく(グリップを)うまく開けられた」と納得している。

 当地のGⅡ優出は2023年2月、ミッドナイトチャンピオンカップ以来。その時は優勝を手にしており「それに初優勝したのもここ。今節は、エンジンがここで優勝した時と同じような感じになってきた。山陽はいい。地元(飯塚)よりいいかも」と自信を持つ。

「あとはもう、準決と同じようにスタートをしっかり行くだけ」

 好相性の走路で通算3回目のGⅡ優勝を狙う。