川口オートSG「第56回日本選手権オートレース」が30日、開幕した。注目された森且行(50=川口)は6Rで5着。2日目以降に課題を残す船出となった。
4年ぶりの選手権は5着スタート。初周の位置から順位が変わらない0Hオープン特有の単調な流れになり、見せ場はつくれないまま終了した。
「試走も出ないしエンジンがダメなのかな。手前が弱くて止まり過ぎる。(前の)伊藤(信夫)さんも抜けそうで抜けないんだよ。(無理して)先に行きたくなるからタイヤに負担がかかっちゃう…」と、マシンの変調に首をかしげる。今節の勝ち上がりはポイント積み上げ式。準決勝戦進出へ、この5着が後々響いてくる可能性もあり「厳しいね。さあどうしよう、困ったな」と嘆き節が続いた。
それでも、前節優勝戦で悩まされた跳ねがなかったのは光明だ。「無理しているから滑らせるだけでタイヤは悪くない。エンジンが合えばね。明日(2日目)まではセッティングで」と気持ちを切り替えた。ここ3節の威力を取り戻せれば反撃は十分可能。枠順が好転した3Rで巻き返す。