伊勢崎オートナイターGⅠ「第31回ムーンライトチャンピオンカップ」は5日、事故による走路破損で2日目3R以降が中止。10R出走予定だった森且行(50=川口)は、二次予選を走ることなく2日目を終えた。

 ぽっかり生まれた〝半休〟。この日はエンジン始動(カラ吹かし)も禁止されたため、整備をしてもその感触を〝音〟で確認することもできなくなった。だが、何もしないわけではない。「この走路だし(中止は)仕方ない。こういう時はね、普段なかなかできない時間がかかることをやるんですよ。部品の掃除とか、新品ヘッドをつくるとかね。休んでいるとリズムが狂っちゃう」。そう話すと、さっそくキャブの掃除に取りかかった。

 走路は補修を施し3日目は予定通り開催される見通しで「無事にやれそうなのはよかった。ファンの人には2日目の分も(軍資金を)3日目に回してほしいよね」と笑った。自身は初日1着のアドバンテージで勝ち上がりには有利な準々決勝戦A回り。「メンバー的にもオープン(実際は10Hオープン)になるのかな。スタート勝負だね」と、3日目の番組に思いを巡らせていた。勝負はここから。気を引き締め直し、難敵揃いの12Rに臨む。