伊勢崎オートSG「第28回オートレースグランプリ」は11日、2日目を開催した。マシンの立て直しを狙った森且行(50=川口)は、初日に続いて2走目も大敗。予選クリアに黄色信号が点滅した。
初日以上に厳しい結果が待っていた。2日目5Rはスタートから立ち遅れ、終始見せ場のないまま7着。2日続けての大敗に、さすがにレース後は肩を落とすしかなかった。
「エンジンはスカスカで2級車みたい。力がなくまったく進まないよ…」。懸案の跳ね軽減に軽さを出す方向で整備したところ、一転パワー不足に。スタートも「車が進まないから、フカし気味にいったら浮いちゃった」と、すべてが裏目に出た。
予選クリアは厳しくなった。それでも簡単に白旗を挙げるわけにはいかない。「僕のオートレースグランプリは終わりました」といったんは振り返りを打ち切ったかと思いきや「なーんてね」とすぐに打ち消し、いたずらっぽく笑った。
「来月も伊勢崎(GⅠムーンライトチャンピオンカップ)があるからね。いろいろ点検する。場合によってはロッド(交換)まで」と大きな整備にも含みを持たせつつ、すぐにキャブ調整に取りかかった。ポイント計算は二の次。まずはマシンの立て直しに専念する。