川口オート1日2開催「川口ダブルヘッダー」は31日、最終日を開催した。ナイトレース優勝戦は、斑走路を完璧に乗りこなした山田真弘(51=川口)が昨年11月以来、通算22度目の優勝を飾った。昼夜ダブル制覇を狙った佐藤摩弥(32=川口)は2着。3着には押田幸夫(40=川口)が粘った。
得意の夜、走路そしてタイヤ。すべての条件を味方に山田が今年初優勝を飾った。いったんはやられた佐藤を1周1角で抜き返して3番手を確保。着実に前2車との差を縮め、押田をさばいた5周1角がウイニングショットになった。
「試走から感じが良かったし、やはり夜の方が合います。走路の乾き具合を見て判断したタイヤのグリップ感もちょうど良かった」としてやったりの表情。次節(川口・8月5日~)は苦手を公言する昼開催とあって「いいところで勝てた」と最高の笑顔を見せた。
一方、昼夜ダブル優勝の快挙を逃した佐藤は「後半の進みは良かったけど、序盤でいいコースを見つけられずに展開を悪くしました。水気が引いてくれて走路的には自分に向いてくれたと思ったんですけど」と淡々と敗因を分析していた。