川口オートのナイターGI「第48回キューポラ杯」は15日、最終日を迎えた。9Rの特別一般戦に出走した森且行(50=川口)は1着と好結果を出し今節を終えた。

「1着はうれしい。よかった勝てて」。レース後、安堵の表情を見せた。

 試走は3・29秒とメンバー中一番のタイム。「体調が良くて調整にもひらめきがあった。調整して先が出た。先が出るとコーナーで止まってくれるし、レースができる。それに試走も4日目(3・32)から3つ、上がったしね」とエンジンに手応えを感じ取っていた。

 レースも着実に前をさばき3周回に3番手まで上がる。「山際(真介)と柴山(信行)さんのミスを待っていたけど、自分が一度滑ったので行くしかないと思った」。積極的に仕掛け、5周回で山際を、6周回で柴山を抜き先頭でゴールを切った。

 タイヤも良かった。「準決で出しておけば…。(4日目は)エンジンに自信がなくて出せなかった」。好走しただけに後悔を口にした。

 次走の川口開催(20日開幕)ではパーツ交換を考えている。「勝てたけど直線で前に詰まらない。コーナーの突っ込みで詰まる感じだった。次節、ロッドを替えようと思う。直線が良くなれば。目標の伊勢崎SGまでに、しっかりエンジンをつくりたい」。8月の大一番を照準に愛機を仕上げていくつもりだ。