川口オートのナイターGI「第48回キューポラ杯」が12日、二次予選の2日目が行われた。
湿走路の3Rで1着ゴールの高宗良次(36=飯塚)。外めのコースを使い前線を突破、4周回で2番手に。逃げる福田裕二の外を並走、けん制されまくれず苦しんだが、最終周のバックで内に切り換え先頭を奪った。
「本当は外から抜ける景色が見えていたけど、フロントが軽くて突っ込めなかった。飯塚だと突っ込んで無理やり(グリップを)開けるけど、ここだとあおってしまう。走路的な問題と思う。もっと早く内に向ければ良かった。楽してずっと外に行ってしまった」と振り返り苦笑い。
ただ、「エンジン的には足りていた」と雨での状態は悪くない。
初日8着から巻き返した。「前節の飯塚は感じが良く、初日はそのまま行ったけど、回転が上がってくるのが遅かったので晴れなら調整します」と乾いた走路になれば修正する構え。
今年は1月に落車もあり、リズムは良くなかったが4月、5月と飯塚で優出、近況も上向いている。「エンジンは良くなっているし、もう言い訳はできない」。当地は2022年のオールスターでSG初優出(8着)を決めており「相性いいし、頑張りたい」と気合十分。3日目の準々決勝戦8R、準決勝戦への勝ち上がりは2人だけの狭き門だが、クリアする。