気になる若手オートレーサーをロッカーで直撃する「渚のオートにまつわるエトセトラ~ロッカー便り~」――。今回は2025年最優秀新人選手賞に選ばれた飯塚オート所属38期の竹尾竜星選手(27)にインタビューしてきました。昨年の夏ごろから急成長を遂げて2V。どんな1年だったのか、そして師匠への感謝の気持ちを語ってくれました。
渚 昨年1月のデビューから1年2か月。昨年はどんな年でしたか?
竹尾 実力以上に出来過ぎな1年でした。
渚 昨年の夏ごろから一気に成績も良くなっていった印象ですが、きっかけがありましたか?
竹尾 競走車の扱いが下手すぎたのが少しずつ扱えるようになってきたことと師匠の岩見貴史さんにたくさん練習を見てもらい、毎周のタイム計測、スタート練習、エンジンの調整などで全体の底上げをしていただきました。
渚 岩見選手の愛情がヒシヒシと伝わりますね。スタート力は今となっては竹尾選手の武器だと思うのですが、どんな練習をしているのですか?
竹尾 もともとスタートの失敗が多い方だったので練習で目いっぱい切るようにし、たくさん失敗してレース本番では9割くらいでスタートを切っています。
渚 昨年9月に初優勝。その時の気持ちは?
竹尾 同期一番乗りだったのでうれしかったですね。ただ自分の実力だとは思っていなくて岩見さんが1年間でここまで仕上げてくれました。整備グループの皆さんももちろんですが、岩見さんには感謝しかありません。
渚 今の課題は?
竹尾 人を抜く時の後ろの付け位置ですかね。0線の時は逃げるだけだったのが今はハンデが上がって前の選手を抜いていかないといけないので。コーナーで大振りに振って良い位置につけられるよう練習しています。
渚 岩見選手はどんな師匠ですか?
竹尾 言葉で言い表すのは難しいのですが、自分ができていないところをちゃんと言葉で伝えてくれます。「竹尾はこうだからこうした方が良い」と具体的に分かりやすく教えてもらいつつ、時には厳しいことも言ってもらって…。メリハリがある感じです。
渚 竹尾選手が優勝した時の師匠とのエピソードはありますか?
竹尾 昨年12月31日に2回目の優勝をした時、優勝戦前に試走を待っていたら川口終わりの岩見さんが急いで駆け付けて来てくれて「竹尾、頑張れよ!」って声をかけてくれました。疲れているはずなのに遠征から駆けつけていただいて…。とてもうれしかったですね。
渚 オートレーサーを目指すキッカケは?
竹尾 幼いころに父がバイクに乗っていたことと家の近くにボートレース場があったのでバイクも公営競技も身近にありました。プライベートでは父が乗っていたのと同じバイクに乗っています。
渚 オートレーサーになってお父さんはきっと喜んでいますね。
竹尾 喜んでくれていると思います。優勝した時に両親にご飯をご馳走した時は自分はお酒が強くないのであまり飲まないのですが、初めて一緒にお酒を飲み交わし父はうれしそうにニヤニヤしてましたね。次は両親を旅行に連れていけるよう頑張ります。
渚 オートレーサー人生での目標は?。
竹尾 師匠とグレードレースの優勝戦に乗りたいです!!
渚 ファンの皆さまへメッセージを。
竹尾 これからも応援していただけるようにいっぱい練習しますので応援してください!!
【取材を終えて】バイク未経験ながら38期の最優秀新人選手賞に選ばれた竹尾選手。そのポテンシャルも秀でるものがあると思いますが、インタビュー中は常に師匠をはじめ、レース場の先輩、ご両親への感謝を語っていました。お話を聞いていて、その感謝を随所に表す人柄に速い、強いだけでなく、とても魅力を感じる選手でした。ぜひ師匠の岩見選手とグレードレースの優勝戦に乗る姿が見たいですね。その時は必ずレース場に応援に行こうと思います!