浜松オートのGⅡ「第3回浜松記念曳馬野賞」は25日、幕を開けた。
木村武之(47=浜松)は4R、まくり攻勢で1周2コーナー7番手スタートから着実に前をさばき、5周回で岩田行雄をさばいて先頭を奪取しゴール、好発進を決めた。
ロッカーに戻ると納得の表情で開口一番「全然変わった」。前節は優出したものの「手前が出ない」と調整が実らず優勝戦は5着。今節は新品クランクに交換し、初戦でいきなり結果が出た。
「初日でまだセッティングが合ってないにもかかわらず、手前から違う。今までは立ち上がりでかからず、タイヤに負担がかかっていたけど、その部分がかかって良くなった。常に外に車を振って抜いていける。久々にこういうレースができた」。表情からは確かな手応えがにじんだ。
「熱い走路でしっかり走れたし、とりあえずOK。ここからセッティングで上積みできれば」。マシンの調整に苦しんだ今年はまだ優勝がない。2日目以降も快走を続け、堂々とV戦線殴り込みといきたい。