浜松オートのGII「第3回浜松記念曳馬野賞」は25日、幕を開けた。

 森且行(51=川口)の初日は先に抜け出した遠藤誠にわずかに及ばず2着。道中は何度も仕掛けの機会をうかがったが、逆転するまでには至らなかった。

「エンジンは朝の練習で先がなく調整したけど、まだ先がない。ゴール線手前でいっぱいになって、コーナーに入る感じ。だから無理すると滑ってしまうし、抜こうとしても躊躇してしまった」

 久々の通常マフラーでのレースで走路温度が41度と高く厳しい状況の中「初日にしては悪くない。余裕は全然あった。もう少し先が出てくれればいい」と大きな不安はなく気配はまずまず。調整で修正できる範囲内だ。

 この日の2着で2日目は12Rの二次予選A回りに。ここで仮に大敗しても3日目は準々決勝戦に進出できるとあって「やった。予選漏れがなくなったのはチョーうれしい」と素直に喜んでいた。3日目以降に弾みをつけるためにも、機をしっかり仕上げていく。