山陽オートのGⅡ「第35回若獅子杯争奪戦」は11日、予選2日目が行われ、6Rでは37期・田中崇太(22=山陽)が抜け出し1着を手にした。
2番車の田中は枠なり発進から4周回に逃げる同期の石橋啓士を捕らえ内を差して先頭を奪い、押し切った。
これがグレード戦初勝利。「良かった。今までで一番いいレースができた。6周回で(石橋)啓士をしっかり内から抜こうと思った。結果も出たし、やったことは間違ってないと思った。少しだけレベルアップできたかな」と会心の勝利に手応えを感じ取る。
今年は優出3回。うち優勝戦2着が2回で、前回9月の当地ミッドナイトでは落車(自落)。「ミッドの優勝戦はガチガチだった。父(田中茂)からは『限界を超えたな』と言われて。それに同期と対決となると力が入ってしまう。でも、あの落車があったから今節はうまく走れていると思う」。失敗を教訓に冷静に臨むよう努め、今節も3、1着とまとめ予選を突破につなげた。
「ハンデも前節から重くなって厳しいけど、調整で跳ねもなくなりエンジンもいい。しっかりスタート決めたい」。準々決勝戦も好走に期待だ。